看護師の手取りが気になる!手取りを増やす方法伝授します!

看護師の手取り額について、気にしたことがあるという方は多いのではないでしょうか。
「自分は他の人より手取りが少ないんじゃないかな?」
同じ看護師の仕事をしているのに、手取りが少ないとなると、なんだか損をしたような気持ちになりますよね。
だからこそ平均額が知りたい!と望むのは当然です。
そして、さらには手取り額を増やしたい!と望むのも当然ですよね。
もちろんその方法ありますよ!
そこで今回は、『看護師の手取り』に焦点を当て、年齢や性別、職場別にみる平均額や手取りをアップさせる方法についてご紹介します。
これであなたも手取り額を増やし、満足して働くことができますよ!
看護師の手取りの平均って?4つの視点で見てみよう!
看護師の手取りがいくらかというのは、実際に働く方にとっては気になるポイントですよね。
手取り額は、各種税金や社会保険を引いたもので、総支給額の約8割!
もろもろ控除されたとしても、一般的に看護師は、高給取りのイメージがあるかもしれません。
本当にその情報は確かでしょうか?
そして、同じ看護師といっても手取りに差はないのでしょうか?
看護師の仕事は激務!
命の現場に関わり、その責任とプレッシャーの重さからストレスを抱えることも日常茶飯事です。
できればたくさん給料が欲しい!と望むのは当然です。
ここでは4つの視点から、看護師の給料について比較検討していきたいと思います。
- 新人看護師の初任給と手取り
 - 看護師の年齢別平均給料と手取り
 - 看護師の男女別平均給料と手取り
 - 看護師の職場別平均給料と手取り
 
新人看護師の初任給と手取り
ここで比較するのは、新人看護師と一般企業に就職した社会人の初任給です。
同じ大卒の場合…
- 新人看護師の初任給:273854円(2017年「病院看護実態調査」より)
 - 一般企業の初任給:206000円(2017年「賃金構造基本統計調査結果」より)
 
その差は約7万円です。
しかし新人看護師の初任給の額は、夜勤手当を含んで計算しているため、夜勤ができない入職後数ヶ月の給料は約20万円!
つまり一般企業の初任給と大差はありません。
手取りで貰える額は、この20万円の約8割ですから、約16万円前後になります。
高給取りのイメージが強い看護師ですが、決して高い給料とは言えませんよね。
ただ夜勤をするようになると、273854円の8割で手取りは約22万円前後になりますから、一般企業の社会人に比べると、給料は高い水準にあると言えるでしょう。
看護師の年齢別平均給料と手取り
厚生労働省 平成29年賃金構造基本統計調査によると…
- 男性看護師の場合
 - 女性看護師の場合
 
男性看護師の場合
  | 月額給与  | 手取り  | 
20代前半  | 27万5,200円  | 約22万円  | 
20代後半  | 32万2,700円  | 約26万円  | 
30代前半  | 34万2,100円  | 約27万円  | 
30代後半  | 35万2,700円  | 約28万円  | 
40代前半  | 35万4,500円  | 約28万円  | 
40代後半  | 37万900円  | 約30万円  | 
50代前半  | 38万7,400円  | 約31万円  | 
50代後半  | 41万6,500円  | 約33万円  | 
女性看護師の場合
  | 月額給与  | 手取り  | 
20代前半  | 28万4,600円  | 約23万円  | 
20代後半  | 31万7,700円  | 約25万円  | 
30代前半  | 32万3,600円  | 約26万円  | 
30代後半  | 33万1,200円  | 約26万円  | 
40代前半  | 34万6,100円  | 約28万円  | 
40代後半  | 35万3,600円  | 約28万円  | 
50代前半  | 35万9,900円  | 約29万円  | 
50代後半  | 31万3,200円  | 約25万円  | 
この表を見て、お気づきになるポイントはありませんか?
注目すべきは看護師の昇給額です。
年齢を重ねるほど、昇給する額は少なくなっていきます。
これは看護師の昇給率が低いため!
例えば、同じ一般企業の昇給率と比較してみましょう。
同じく30年間勤務した場合…
- 看護師の昇給率:145%
 - 一般企業の昇給率:200%
 
つまり、若い頃は看護師の方が給料が高かったとしても、その差は緩やかに縮まり、最終的には逆転してしまうということです。
ですから昇給率には正直期待はできません。
だからこそ、年齢別の平均給料と比較して、今の職場が平均より低い給料なのであれば、より高い給料の職場で働く方が得策ということですね!
看護師の男女別平均給料と手取り
一般企業で働く男性と女性の平均給料では、約10万円の差があります。
では看護師の場合はどうでしょうか?
- 男性看護師:33.5万円(手取り:約27万円)
 - 女性看護師:32.9万円(手取り:約26万円)
 
一般企業に比べ、その差は大きくありません。
若干の開きがある理由としては、男性の場合出産や子育てによって影響がでないため、安定的に大規模病院などの給与が高いと言われる職場で働き続けることができるためと考えられます。
看護師の職場別平均給料と手取り
職場別で給料を比較する場合、夜勤の有無によってその額は大きく変わってきますよね。
そこで条件を均一にするため、日勤のみに絞って職場別の平均給料と手取りについてご紹介しましょう。
  | 平均給料  | 手取り  | 
病棟  | 29~30万円  | 23~24万円  | 
外来  | 31~32万円  | 25~26万円  | 
一般クリニック  | 27~28万円  | 22~23万円  | 
自由診療クリニック  | 31~32万円  | 25~26万円  | 
訪問看護  | 31~32万円  | 25~26万円  | 
介護施設  | 30~31万円  | 24~25万円  | 
この表からもわかるように、職場別にみると、一番給料が低いのは一般クリニックです。
一般クリニックは平均的に残業時間が少ないことと、パートでの雇用が多いことが影響していると考えられます。
また高齢化社会が進行する現代において、訪問看護や介護施設の需要は高まっています。
そのため、平均給料も高い水準を保っていると考えられます。
看護師の手取り額をアップさせる方法って?
看護師の手取り額に差が出るのは、年齢や性別、職場によっての違いがあるためということがわかりました。
しかし、もちろんそれだけではありません。
そもそもの基本給や手当に違いがあれば、それだけ個人によって手取りの差が出るのは当然です。
それでは看護師の手取りをアップするにはどうした良いのでしょうか?
ご紹介しましょう!
- 専門資格を取得する!
 - 昇進して役職手当を貰う!
 - 夜勤を増やして手当を貰う!
 - 転職して基本給を増やす!
 
専門資格を取得する!
看護師の専門資格には…
- 認定看護師
 - 専門看護師
 
がありますよね。
資格手当の平均額は、約5200円です。
5000~10000円の給料アップを狙うのであれば、専門資格を取得すると良いでしょう。
しかも専門資格というのは、高齢化が進む現代において需要が高まっています。
自己のスキルアップを図り、やりがいを求める向上心の強い看護師にとっては、取得することで一石二鳥の資格ということですね。
昇進して役職手当を貰う!
役職手当のつく管理職といえば…
- 看護主任
 - 看護師長
 - 看護部長
 
が挙げられます。
あなたが今役職のついていない看護師だった場合、まず目指すは看護主任!
看護主任の平均管理職手当は、約8000円です。
こちらも5000~10000円の給料アップを狙うのであれば、有効な手段と言えます。
ちなみに、看護師長になると平均管理職手当は、約45000円です。
しかし管理職になるということは、それだけ責任もプレッシャーも伴うということ。
また能力が評価されたからすぐに昇進というわけではありません。
看護主任になるには、平均10年以上の勤続年数が必要となります。
手取りを増やすためとはいえ、割に合わないと感じたり、時間がかかると感じる可能性が高い方法かもしれませんね。
夜勤を増やして手当を貰う!
看護師の夜勤手当の相場は…
- 3交代制準夜勤の場合:4076円
 - 3交代制深夜勤の場合:5023円
 - 2交代制夜勤の場合:10772円
 
となっています。
次に夜勤回数の平均は…
- 3交代制の場合:7~8回
 - 2交代制の場合:2~4回
 
です。
単純に考えると、月の夜勤回数を増やすだけで、簡単に給料がアップするということ!
もちろん手取り額も変わってきます。
例えば…
- 2交代制
 - 1回の夜勤手当が10000円
 
という条件だった場合、月に2回の夜勤回数と4回の夜勤回数では給料にどのような違いがでるのか考えてみましょう。
  | 月給  | 年収  | 
2回/月  | 20000円  | 240000万円  | 
4回/月  | 40000円  | 480000万円  | 
2回夜勤回数を増やすことで、年間にすると24万円の差があります。
手取りにすると、約19万円です。
しかし簡単に夜勤回数を増やすといっても、夜勤は一人にかかる責任やプレッシャーなど負担が増えることも事実です。
また体調管理も難しくなります。
自分の心と体のバランスを保って、無理のないように働くことが大切ですから、慎重に検討するようにしましょう。
転職して基本給を増やす!
給料や手取り額を大きく左右するのは、基本給です。
いくら資格や役職、夜勤手当で給料アップを図っても、そもそも基本給が高い職場にはかないません。
基本給は月給だけでなく、ボーナスにも影響があるため、手っ取り早く給料を大幅にアップしたいのであれば、基本給の高い職場へ転職するのも一つの手段です。
例えば…
- 基本給が25万円
 - 基本給が30万円
 
の職場で比較してみましょう。
月給に5万円の違いがあるということは、年間にすると60万円の差があります。
手取り額にすると、約48万円の差です。
これにボーナスも関わってくるわけですから、年収に差が出るのも納得ですね。
看護師の手取り額は増やしたい!でも忙しいのはちょっと…。
看護師の手取り額を増やす方法がわかったところで、一つ疑問に思っていることはありませんか?
「看護師の給料が高い病院はその分忙しくて働きにくいんじゃない?」
ということです。
給料の高い病院というと…
- 超大規模病院
 - 急性期病院
 - 忙しい
 - 責任が重い
 - 体力的にキツイ
 
など、給料の高さとやりがいがある反面、ネガティブな印象があるという方も多いでしょう。
しかし、看護師は慢性的な人手不足です。
どの病院も人手不足で、好条件を出してでも看護師が欲しいという職場はたくさん存在します。
つまり、中小規模でも体力的に余裕を持ちながら高い給料を貰える病院はあるということです!
- 基本給が高い
 - 手当が高い
 - ボーナスの利率が良い
 - 体力的にも余裕がある
 
こんな素敵な病院も夢ではありませんよ!
結論
この記事でご紹介した平均給料・手取りと現状を比較して、満足できない場合は…
- 今の職場にいながら、若干の給料アップを図る
 - 思い切って転職し、給料の大幅アップを狙う
 
どちらかを選択しよう!
看護師の手取り額を増やしたい方は、『転職コンサルタント』を利用しよう!
「看護師の手取り額を増やしたい!でも忙しいのは嫌…。自分で探すのは難しい…。」
いざ転職しようと思うと、こんな悩みを抱えてしまうかもしれませんね。
自力での転職活動に不安が残るあなたにオススメなのは、『転職コンサルタント』です。
転職コンサルタントには、手取り額をアップしつつ、余裕をもって働ける病院の情報があるんです。
その情報の中から、自分に合うと思った病院を紹介してもらえばOK!
また、直接転職先に聞きづらい質問ってありますよね…。
そんな時に頼るのも転職コンサルタント!
独自のコネクションを活用することで、直接交渉してくれる場合がありますから、どんどん相談しましょう!
転職コンサルタントは、いつでもあなたの味方ですよ。
確かに総支給額も大切ですが、日々の生活に大きく関わってくるのは手取り額。
現実に手元にするお金には、信憑性もありますよね。
だからこそ手取り額を増やしたいと望むのは当然です。
手取り額を増やす方法はあるものの、自分の負担になってしまっては、仕事自体が続きません。
自分に無理のないよう、長く続けられる職場と出会うことが大切です。
現状を変えるということは勇気のいることです。
しかし、転職コンサルタントなど専門的に手助けしてくれる人がいることも忘れないで下さい。
あなたが給料にも看護師としての仕事にも満足して働ける職場は、必ずありますよ!
オススメの記事
看護師の手取り額を増やしたいと悩むあなたにオススメの記事をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください!
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執筆者情報

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